地域差はいろいろとあると思いますが、多くの場合は、年長の5・6月頃からスタートする「就学相談」
発達がゆっくりな子にとって、就学相談はかなり大きなハードルです。
決して大袈裟ではなく、人生の大きな分岐点に立たされているくらいの感覚ではないでしょうか。
受験の有無は別として、まさか自分が子育てをする中で「小学校、どうする?」なんてことに、悩むとは微塵も思っていませんでした。
この先の進路を大きく左右する決断を、5歳・6歳で迫られるとは……(さすがに大袈裟?)。
就園でもそこそこ大きなハードルを乗り越え、年中になってやっと幼稚園生活が安定してきたところだというのに、もう次のハードルかい!と突っ込みたい気分です。
これが、障害のある子を育てることの大変さ、なんでしょうね。
本来なら年長になってから相談開始で良いと思うのですが、どーーーーしても気になることがあったので、現在、年中ですが就学相談に行ってみました。
就学については、地域によって異なる部分が多々ありますので、あくまでも参考程度に読んでいただければと思います。
「就学相談とはなんぞや?」といった解説はしておりませんので、悪しからず。
なぜ年中から就学相談?
早すぎるかもしれませんが、幼稚園に入園したころから就学先を「一番近い小学校の支援学級」と決めていました。
当時は知的境界域であったことにより、支援学校の選択肢はなし。
通常級は、長男にとってはしんどいだろうということで、支援級一択だったのです。
進路について質問されることがよくあり、「支援級希望」と答えると、
「トイトレが完了してないと、支援学級では受け入れられないと言われました」
「着替えが一人でできないと、支援学級は無理だと聞きました」
身辺自立NGだと支援学級は厳しいといった話を、必ず言われます。
長男は、膀胱の発達がかなりゆっくりで、まだオムツが取れる気配がありません。
幼稚園でも制服拒否なのに、小学校でも制服があるのです。
「もしかして、この状態だと支援級NGって言われるかもしれない…?」
そんな不安がずっと頭の片隅でモヤモヤ。
トイトレが完了していないだけで支援学校って、なんだか納得できない。
制服着れないから小学校無理でーす、なんてもっと納得いかない。
もちろん、学校は保育ではなく「学ぶ場所」だということはわかっています。
集団生活が基本。校則で決まっているんだから、制服着なきゃいけないのもわかっています。
でも、学ぶ場所だからこそ、学ぶこと以外の課題で就学先を決めるっていうのが、なんだか違うような気がするんです。
あと、福祉ってとにかく地域差がめちゃくちゃ大きい。
他人の意見が必ずしも、うちの地域に当てはまるとは限らない。
少し前に書いた「セカンドオピニオンに行ってきた話(後編)」では、医師から「支援学校」の選択肢も考えてと言われたこともあり、あと1年モヤモヤを抱え続けるくらいなら、直接聞いちゃえ~!
ということで、(勝手に)就学を予定している小学校に「年中なんですが、見学できますか?」と、電話しちゃいました。